第86回『まちむら興し塾』 2012年8月21日
  コメンテーター:
    中日本道路株式会社 事業開発・カードチーム 鈴木 勝さん
 テーマ  ロゲイング=地図とコンパスで地域の宝探し
 

  (1)ロゲイニングとは

     1976年にオーストラリアメルボルンにて初めて開催された、自
     然の中に設置されたポイントを制限時間内に数多く回り、獲得し
     た点数の多さを競うスポーツ。

      スタート直前に位置と点数か書かれた地図か渡され、チームこと
     に自由にルートを考えます。

     制限時間内ではすべてを回ることか不可能な範囲にポイントか設
     置されてあり、とのように回るかの計画が勝負を大きく分ける知的
     スポーツです。

     日本では2002年に信州菅平高原で行われたのか最初と言われ
     ています。

   *ROGATNEの語源
    Rugged Outdoor Group Activity Involving Navigation and Endurance

 

  (2)ロゲイニンクのルール

    本格的なロゲイニンクは、2 4時間など長時間に渡るダイハードなも
    のですが、日本では「地図とコンパスで大自然の宝探し」のコンセプ
    トで、短時間で実施され るものか徐々に普及しています。

  参加したロゲイニンク「フォトロケ」
 
   我々は2009年6月から「TREKNAO」で開始された「フォトロケ」に
   参加しましたので、そちらの体験に基ついてお話しします。
                    
    参加日 2 0 11年7月9日(土)
    場所  第1 4回 フォトロゲ高麗(こま)/埼玉県日高市
    参加費 2,000
    参加種目 3時間コース(全参加者50名)
    参加形態 夫婦、女の子とお父さん、大人男性3名 の計7名
    主催 TREKNAO
    後援 日本ロゲイニンク協会

    実績 2時間55分でゴール。 9 3点(合計800点)
    *優勝者は300点程度であったと記憶しています。

    必要なものは、
    「地図から地形を読み取る能力」
    「効率的なルートを考える能力」
    「計画どおりに実際の地形をたどる能力」。

     チームワーク十持久力十体力十プラン策定力十読図力 ⇒ゴール

   ◇ ロゲイニング 図解
   ◇ 高麗地区ロゲイニング チェックポイント・得点一覧
   ◇ ロゲイニング 結果提出用紙
   得点により、地元産品と交換が
 できるのが、すばらしい 
 
  (3)ロゲイニングを活用して

     フィールドを自由に設定して、訪れ味わったり体験してもらいたい
    場所・施設なとにチェックポイントを設置し、訪れる人に深く知っても
    らう。

フィールドは観光地、温泉地、城下町、山城、史跡などの他、過疎
    化しつつある地方の町興しとしての設定もあり得る。

    獲得ポイントに応じて地域産品との交換や入浴・入場などの特典と
    交換できるようにすることで、地元産品や施設の紹介/体験も可能と
    なる。

 
  (4)候補地案

     静岡県山間エリア 森町〜北部

     中伊豆〜西伊豆

     街ロケ

    *TREKNAOでは、「神田発東京ロゲイン」も開催している。

    *温泉ロゲ、史跡ロゲ、富士山絶景ポイントロゲ、B級グルメロケ、
     フィルムロケーションロゲ、現地名物おじさんを訪ねるロゲ、花ロゲ、
     蛍ロゲ、滝ロゲ、畑の野菜ロゲ、お地蔵さんロゲ、などなどアイデ
     ィアは一杯!

 
   (5)実施にあたり

     新たなエリアをプランニングするに当たり、日本ロゲイニング協会
     に依頼すると800,000円相当か必要となる。

1回当たりの参加費/人を2,000円×100人とすると1回当たりの
収入は200, 000円。よって4回でペイラインであるが、人件費他経
費を考えるとプランニング経費をスポンサーとして頂ける企業/
政の獲得が必要。

   今後、ロゲイニングというスポーツと地域おこしが両立しビジネスとな
   り得るか。

   まちむら興し塾でできれはいいな。

                            まちむら興し塾  塾生

                                   鈴木 勝


  参加の予定した人数を大幅に超え、定員12名の会場で椅子が足らな
 くなる次第で、総勢14人もの方々のご参加がありました。

 テーマが良かったせいで、皆さんから、熱っぽく、いろいろな質問、意見
 が次々と出て、大変盛り上がった勉強会となりました。

 恒例の二次会は、巣鴨駅近くの居酒屋で、学生の原屋君と社会人4人
 が参加、体験論議に花が咲きました。

 終了、23:30

第86回『まちむら興し塾』ご参加者 
巣鴨駅前 ルノアール会議室
コメンテーター  鈴木 勝 さん 原屋君、近藤君、蔵敷さん、村瀬氏
鈴木氏、飯田氏、印東氏、吉澤氏 左から山内さん、斎藤氏
樋口氏、松岡氏、岡野氏 なごやかに盛り上がりました